懐かしいもの発見したのね

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北斗の拳について語ろう會第四回総會レポート


北斗の拳について語ろう會第四回総會レポート

前文*1

 HDDを整理していると懐かしいものを見付けた。今は亡き『北斗の拳について語ろう会』の総会、俗に謂う所のOFF會記録である。サーバに上げた記録を消去してファイルを整理、誤字脱字を検めて公開し直そうとしていた矢先にHDD CRASH ! したことがあって、その時この記事を失うたと思うていたのだが、どういうわけか80GBの外部HDDにバックアップしてあった様子、記憶にないのだがやってるもんだねぇ。
 儂は後にも先にもOFF會などというもんはこれとヌメレンの愛総会にしか参加したことがない。この頃はネット人口が確か二十万人くらいしかおらず、web界も全体が見渡せる程度の広さだった故却って愉しかった。それがいつからだろう…多分2000年頃だね、ネット人口が爆発的に増えた時期に軽薄な門外漢が大挙来襲、昔あったよね、程度の気持ちで『北斗の拳について語ろう会』の掲示板を乗っ取り、飲み会待合せの為に使いはじめ、ネットもOFF會も愉しく思わんようになった。抑も儂は「日常生活の方がONだろうが!」と思うていて、確かかいちょ殿も同じこと云うていて、故に『北斗の拳について語ろう会』周辺ではOFF會なんて言葉使わなんだのだけども。そういや2ちゃんねるの台頭と時期を同じうしとるな。不愉快。
 当時は意識が低くて記事に年月日を記していないが、『カサンドラ』掲示板の過去ログで1999年三月六日と判る。以下の記事の公開は確か七日仕事が忙しくて書けなんだので八日だった筈だ。嗟乎、この頃は愉しいことが色々あったなぁ。回顧なんて爺むさいことしたくはないが、実際三十超えたら爺むさくもなるか。そういやかいちょ殿も羅将殿もウイグル殿もアルフ殿もムハリ殿も三十超えたんだなぁ。コウケツ殿とゆーじ殿とあべぎゃ殿とザク様殿くらいかしら、当時を知る二十代って。
続き

本文

出発

 六日深夜、カサンドラチャットに興じていた儂は明日の総会に備えて読み掛けの書物が散乱する寝床に就いた。だが目を閉じること半刻…寝付けぬ。そうだ。儂は昨晩夜が明けるまで就寝せずインターネットに興じておったではないか。急に寝ろとは無理な相談である。結局眠くなるまでPCを弄ることにし、結局一時間ばかり瞑目しただけで仕事へ。今日の日行参りは三軒のみ、楽な日でよかった。
 午前十一時に帰宅、愛犬の寝床の掃除を済ませて十二時、岐阜までは三四時間の予定、出発には良い時間である。儂は「皆の目印になる様」との配慮から和服を纏い、愛車を駆って郵便局に向かった。昨日資金を引き出すのをすっかり忘れていたので、土曜と云う変な日に行かねばならなかったのは儂の失敗である。郵便局で引き落さねば。
 途中にある郵便局は土曜日十二時三十分まで開いている筈だった。到着したのは十二時二十分。余裕で間に合ったが…
「…おのれ!」
 郵便局の野郎、公共機関の分際で十分も早く閉めちまいやがった! MOTHER FUCKER !!! 仕方なく幹事のアルフ殿に電話、大垣に遅くまで開いている郵便局がなければ銭を借りねばならぬ。
「もしもし、オレ才兵衛。初めましてになるんかな?」
 アルフ殿は磯鷲パパみたいな男を想像していたのに、儂のこの声が随分イメージと違うていたらしい。アルフ殿は想像していたより好い声で、顔を容易に想像し得た。東洋系のファルコだと云う話も肯ける。それは兎も角大垣には五時まで開いている郵便局があると云うことなので一安心、これで運転に専念出来る。
 堺から美原、近畿道松原より吹田に至る。極めてスムーズな車の流れに気を良くした儂は、TOM★CATの歌を大声で歌いながら、アクセルを少々踏み過ぎたらしい。草津や彦根を快適に通過し、伊吹山を見る。渡辺綱を襲うた鬼に想いを馳せながら関ケ原………だが、赤い光をまとった白い車が儂を呼び止めた。
「嗚呼、やったな…」
 儂は其の支持に従い車を止めた。
「免許証をもって此方に御願いします」
 そう云ったのは、中々感じの良い壮年の男だった。白い車の後部座席に座り、幾つかの質問を受けた。御定まりの返答も、今となっては慣れたものである。
「どの程度出てましたかね」
「114km出てましたよ。三点ですね」
 儂は寸での処で助かった。だが残す処あと一点。

岐阜

 無事大垣ICで高速を降り、料金四千二百円を支払う。アルフ殿の下宿までの道程を示したメモは自宅に忘れてきてしまったので、記憶に任せて走る。「何、大丈夫であろう」と多寡を括っていたのだ。
「もしもし、才兵衛。もうすぐ着くと思う」
 アルフ殿に電話を掛けて走る。途中、帰りに備えてガスを補給し、「凄い! みんな法定速度守ってる!!!」などと驚きながら走行、…………処がちっとも着かない。どうやら儂は目印の市民病院と内科病院を間違ったらしい。アルフ殿の下宿近辺でも道を間違え、アルフ殿に目撃されるも通過する、と云う一幕もあったが、何とか四時二十分に合流する。
 不思議と全員一目で誰か言い当てられた。アルフ殿は想像通りの好男子で、ウイグル獄長は如何にも神奈川と云う顔立ちである。コウケツ殿も、チャットで想像していた通りの人物で、ゆーじ殿なんかに至っては其の侭である。余りにイメージ通りなので大層驚いていると、ゆーじ殿がやおら鞄からビデオテープを取り出し儂に差出す。
「シベ超」
 これは良い物を…気力が充実した時に見るべし。集合場所である大垣駅までの道中郵便局に寄って金三万円を引き落し安心、然し速度超過罰金二万五千円が気になる。
 大垣駅前で時間を潰すも約束の刻限までに会長とムハリ殿と合流、会長の顔は写真で見たより骨太で逞しい。ムハリ殿は昔馴染みかと錯覚する程儂の知合いに似ていた。残るはアミバ殿のみ…。

宴会

 来ないではないか。ウイグル獄長は幾度もアミバ殿に電話を掛けるが留守電と云う。結局宴会場の予約時刻に迫った故アミバ殿を待たずに大垣駅を離れる。会場は『藤吉郎』、何とも岐阜らしい店、其れまでも看板等には『佐久間』『末盛』『安藤』等々如何にも岐阜らしい名の数々、旅はこの程度のことでも面白いものだね。六時半に着席、以下の通りの席順、あては飯はスキヤキであった。
 はたと困ったのが奉行である。我等は北斗ist、スキヤキといえども食料と信じて疑わぬ無法者だ。スキヤキなんて高級料理、誰に奉行が出来ようか。ムハリ殿とウイグル殿とコウケツ殿は協力して作っていたらしいが、儂と会長はゆーじ殿を同心、アルフ殿を与力にして喰ろうた。別に強要した訳ではないが、悪いことしたなぁ。
 これと云って北斗らしい話もしなかったが、みんなでチビチビ酒を舐め、静かながらも良い雰囲気、儂は十一月から酒を断っていた故少量ですぐにほろ酔い気分、厠が近くなる。ゆーじ殿は会長盛りがしたかったらしいが、会長も酒を控えていた様子、もしや過去の惨劇は、あわ様と羅将殿の仁が引き起こした惨劇だったのか。今回は極めて和やかな酒宴と相成った。
 八時半、ビール十本完飲、スキヤキは大量に残して店を出た。酔いが足りぬが儂は運転して帰宅せねばならぬ故酒を控える。

二次会

 二次会は程々にwebサイトや北斗の話をし、なんとか北斗総会らしくなった。ウイグル殿はアルフ殿に「"にゃんにゃん"とか云ってるキャラクターと違う」と飲酒を強いる。互いに厠に立つ隙を衝いて飲料物に異物を混入するなどし、ウイグル殿は黒点の浮く白濁の清酒を、アルフ殿もワイン混入清酒を呷った。

カラオケ

 十二時からは酒が足りぬながらもカラオケへ。機種はB-MAX……こう云っちゃあれだがハズレ。大量の選曲を機械に却下されつつも熱唱、儂は『すきま風』『哀戦士』とTOM★CATを二曲歌ったくらいしか憶えていない。どうやら、昨晩からの睡眠不足と運転の疲労が、酒に勝る酔いをもたらしたらしい。車の中でも熱唱していたので、喉はすぐに涸れた。ゆーじ殿の選曲がなかなか良い。ウイグル殿は二曲程歌った後眠ってしまい、どんな歌声か余り憶えていない。ハウス名作劇場の歌だったと思う。コウケツ殿の素晴らしい歌謡の数々に感心、何故か英語の歌が妙に多いように憶えているが、洋楽趣味なのだろうか。会長はスタンダードなアニソンを選曲、儂もつられてアニソン中心になってしまう。一番機械に選曲却下されたのではなかろうか。ムハリ殿の選曲は蠍の如く刺激的、どうやらジャンルはオールラウンド、アニソンから懐かしいアイドルソング、最近のものまで色々あった。アルフ殿は一人アニソン以外を攻めると気負っておられたが、アニソンの猛攻に抗い切れなかった。最終的にはアニソンが多くなり、一人の抵抗の無力さをまざまざと見せ付けられた。最後は北斗主題歌三曲を合唱。合唱に向かない歌だと思った。
 七日五時半、大垣駅で通りすがりの兄ちゃんに集合写真を撮ってもらい総会終了、会長とムハリ殿は改札口へと消え、アルフ殿の下宿の前で儂は皆と別れた。帰りは来た道を戻り、疲労と睡眠不足で辛かったが無事帰宅、空腹の為チキンラーメンを食うも何故か異常に不味かった。何時か原哲夫大先生権現陛下を御招き致して総会をしたいものである。

跋文*2

 細部意味が不明瞭な為文法を改めたりはしたが、内容には一切手を付けていない。この頃はまだ随分無邪気な文章書いてるなぁ。確かウイグル殿かコウケツ殿が『お嬢の浴室』の同人誌を持ってきてたっけ。この頃はまだ儂同人誌即売会に嫌悪感もなかったんだなぁ。『お嬢の浴室』には今でも嫌悪感なんてないけどね。
 読終えて『CYBERブルー・北斗の拳別館』にもゆーじ殿のレポートがあることを思い出した。もしご興味あればどうぞ。然し『北斗の拳について語ろう会』が消えたのは惜しいなぁ。愉しい想い出が色々あったのに、うっかり記録してないよ。

aside

*1
2007/02/13.追記
*2
2007/02/13.追記

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