週刊コミックバンチ 2008 NO.43

●『北斗の拳 トキ外伝 銀の聖者』
 原作と細部が違う展開ながら、これも歴史物と考えればあり得る微々たる差。
 ただ、残念なのは、この人が描くラオウ様がどうにも迫力に缺けるところ。筋肉にボリュームがない為だ。抑もながてさんは立体を巧く描けないから、ラオウ様のような分厚い造形のキャラクタを描くには向いていない。ラオウ様にもっと迫力があれば、もっと面白いのになぁ。

●『蒼天の拳』
 ヤサカには全く先が見えてねぇ! どうすんだよ、お前絶対どっちにも勝てないよ?どんな卑怯な手使っても通じないよ?
 「闘気の結界」ってのは、練気闘座でのラオウ様対ケンシロウでラオウ様が掛引に使ったあれのことだね。「北斗学」の「三十一篇全比較 拳王様御帰天篇」でも書いているのだけど、闘気の結界は所詮掛引なんですよ。「無想」とは縁遠いもの。だから練気闘座でもケンシロウも「無想の一撃」を放つ為に闘気の結界を見切り、それを受けてラオウ様は闘気の結界を解いている。この場合、両方とも北斗神拳を使う者同士だから、双方の合意の元で結界が解かれたのだと考えられる。それに対し、劉宗武は北斗琉拳の人で、北斗琉拳は闘気を結界とする拳法である。故に拳志郎が強制的に「闘気の結界」を解除した……ということだろう。
 つまり今回の話は練気闘座の戦いを蹈襲したお話なのだけども、多分、だからといって次回に最後の一撃が放たれることはないだろう。まだ殴り合いが足りない。練気闘座では闘気の結界に至るまでに存分に殴り合いがあったからね。これは北斗神拳のラオウ様と北斗琉拳の劉宗武の違い。ラオウ様は北斗神拳の人だから、最後の方まで闘気の結界を使わなかったけど、劉宗武は北斗琉拳の人だから最初から闘気の結界を使っていた。だから事件の順序が違う。

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