週刊コミックバンチ 2009 No.4・5

『北斗の拳 ジャギ外伝 極悪ノ華』

 リュウケンが酷い。いや、今日に始まった話じゃないけど、これはリュウケンが悪い。ジャギが歪んだのはリュウケンの所為だ。
 『修羅の国』の掲示板で「絵が汚い」とか「矛楯が」などと気にしておられる人が居たが、この人の絵は汚いんじゃなくて個性が強いだけ、あれは矛楯じゃなくて情緒的なだけなんだが、これって、理解しにくいことなのかね。この人は漫画にすぐ情念が籠るんだよ。それがあの描線であり、あの展開であり、あの情景なんだ。アーティスティックなんですよ。『リュウケン外伝』には「最後の晩餐」を摸した齣もあった。ヒロモトさんは意識してやっている。
 だから『リュウケン外伝』にしても、まさかリュウケンがダ・ヴィンチに倣った食卓を用意したなんてことを描きたかったわけではなく、「およそこういうこと」として読んでおけばいいのであって、細々と時系列や小道具を気にするのは野暮ってもので、だから『リュウケン外伝』でケンシロウが助けた子供にしろ、今回ジャギが助けた犬にしろ、あれでいいんだ。あの犬、凄いよね? あれはああいう犬が居たということを描いているわけではなくて、作品の中での犬の位置付けを示している描写、『北斗の拳 ジャギ外伝 極悪ノ華』に於ける「犬」って存在は、意思の疎通を拒否する何も考えていない生き物なんだ。
 ケンシロウの年格好なんかも原作と違うているが、ジャギにとっては、ラオウ様にしても、トキにしても、ケンシロウにしても、ああいう存在だった、ということを示しているわけで、これも年格好や状況を細々と検証するのは野暮、気にしてはいけない。

 しかしあの犬凄いよね。

『DD北斗の拳』

 毎回どう判断していいか困るのだけど、ま、可愛いわな。

『蒼天の拳』

 アニメ版ラオウ様だーっ!! というかシンなんだけどね。
 足場がなくても雷暴神脚が出来る不思議はさておき、もう一山あるかも知れないヒキ、そして此処まで育てた劉宗武先生のキャラクタを堀江御大と原御大が殺せるだろうか…という懸念、いつの間にか劉宗武先生を愛してしもうている手前の気持ち、などなど、もうヤサカなんてどうでもよくなってきた。劉宗武先生! 生きて!

『義風堂々!! 直江兼続 前田慶次 月語り』

 読んでる最中、織田信長と丹羽長秀を取り違えてしもうた。もう少し明確に描き分けた方が良かったんでないかな。丹羽長秀を肖像画に似せた方がよかったと思うよ。

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