週刊コミックバンチ 2009 No.18

『義風堂々!! 直江兼続 前田慶次 月語り』

 直江景綱の問答無用の口封じに文句つける人が居そうで厭なんだけど、これが所謂「戦国モノ」のルールだと諒解して貰わないと、素養の有無を問わなければならなくなるんだよね、でもそれが解らない人が世間に沢山居るからなぁ。
 要は、この当時は「個人」という概念がなく、個人は「家」に帰属するものだったから、家の存亡に拘る大事ならば、個を切捨てることは問題視されなかったんだよ。もしそれが心の問題として厭だったのなら、まぁ、出奔することも出来たし、現に当時沢山あったんだけど、それはそれで難しいことで、それにも特別な才能が要る時代だったのさ。少なくとも、あの場で直江を倒すか逃げるか出来る力がなけりゃ、個を張ることなんて出来ない時代だったんだ。それが要求されるのが「武士」という身分だったんだ。そしてそれが出来る超人として描かれていたのが『花の慶次 ―雲のかなたに―』の前田慶次郎で、前田慶次郎はそれが出来るから戦国モノの主人公になれたんだよ。

『北斗の拳 レイ外伝 蒼黒の餓狼』

 顔の傷かぁ……引く程の秘密じゃねぇなぁ、あと女が憎い程度だと此程の悪事の理由にゃならんなぁ……その悪事だってまだ姑息のレベルを脱してないし……。

『北斗の拳 ジャギ外伝 極悪ノ華』

 今回はほぼ予想通りの内容、アンナは酷いことになり、ジャギは間に合わなかった。然しアンナの限りに於いてはジャギもヒョウが謂う「北斗宗家の男たち」と同じく「女の愛に生き」てんだよなぁ、物凄く怒ってるし哀しんでるし、この限りに於いてはジャギにも北斗神拳伝承者の資格はあるんだよなぁ、可哀想に。
 処でジャギといえばショットガンだが、そのジャギがショットガンで殺されそうになるって、なんか論理的だなぁ、と思うのだけど、どうだろうか。今まで含み針程度は使ってたんだけど、ケンシロウを叩きのめすのなら、別に銃を使っても良かったわけで、それでも銃を使わなかったのは、一応拳法家としての矜恃がまだあったのだと思うのよ。含み針だって、ケンシロウが使うヌンチャクと其処まで違う武器じゃないからね。そんなジャギの最後の矜恃を打ち砕くのは、矢張りこういう酷い出来事で、もうこれでジャギは最後の矜恃も打ち砕かれ、ダークサイドに堕ちるんだよ、拳法が何の役に立つ、てなもんで、リュウケンすら恨むようになる。
 それで予想するのだけど、きっと次回には、そんなジャギが、ケンシロウに助けられてしまうんじゃないかな。ジャギがアンナの亡骸を抱いて飛出したことをケンシロウは知っているわけだから、きっと追掛けてきている。そしてジャギの危機を知り、良かれと思って助けるんだけど、ジャギはアンナの復讐の機会を永遠に奪われるんだ。逆恨みだけど、恨むには充分な理由になるんじゃないかな。

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