俺様殿 『俺様ホームページ パーフェクト』

俺様ホームページ パーフェクト 健在
 web界ではじめて北斗神拳を実在の武術として考察した偉人俺様殿のサイト。これ以上ないくらいストレートなタイトル、力強い内容はいつ見ても頼もしい。

続き

俺様讃美

 多分、儂がweb徘徊を始めた頃からあったと思う。何が素晴らしいって、この微塵の外連もないタイトル、そして内容、何者にも遜らぬ強烈な矜恃、これぞ男らしさと云うてよかろう。
 このサイトは北斗サイトではない。『北斗の拳』に関わるのは僅か一枚の記事のみ、あとは世代文化としてしか『北斗の拳』には触れていない。然しこの僅か一枚の記事に千金の価値がある。その記事の名は「北斗神拳考察論」。北斗神拳を実在する拳法と假定して論じたweb界最古の記事である。中国武術について論じんとする者が読むべき文献がきちんと参考文献に並んでおり、今読んでもなかなかどうして読応えがある。俺様殿は「お恥ずかしい」と仰有ったがコメントタグの記述も素敵だ。彫りが深い。眉毛が太い。股下90cmだ。
 この記事が、確かいつ頃だろうか。2000年よりは前だろう。一度消失の危機に見舞われたことがある。というのも、この記事は御覧になって判るように完成していない。あそこまでお書きになった俺様殿だが、流石にお書きになって九年後に、まさか北斗三家拳や西斗月拳などの秘密が詳細に語られるなんて予想出来ようわけがない。故に途中で終えた記事を完成させる機会は最早なし、故にいつまでも曝すのはあれだから、と削除せんと思い立たれたそうで、サイト面手にてその旨を公示なされたのである。
 あの「北斗神拳考察論」を失うてはならぬ!
 だから申出た。「北斗神拳考察論」喪失はweb北斗界の大きな損失、もし削除なさるおつもりなら、我がサイトにて掲載させて貰えぬだろうか、と。流石俺様様、そのお心は四海の如し、儂の願いは叶えられ、「北斗神拳考察論」を我がサイトに掲載することが出来た。あの時の嬉しさったら!

 それからどれくらいかしら、確か一年半くらい経った頃だったと思う。俺様殿より移転の旨と再び「北斗神拳考察論」を掲載する旨を記す御連絡をメールにて頂いた。その時儂は一旦簡単に御返事し、後日正式に「北斗神拳考察論」を掲載させて頂いた御礼を述べるメールをお送りするつもりだった。
 処がその翌日か二日後かくらいだ。我が母親が電気製品を一挙大量投入し、ブレーカーを落してしもうたのだ。その拍子にHDDのデータが一部消失し、エラーチェック中の外部HDDに至っては完全CRASH !! してしもうた。失うたファイルをリストアップすると、あれは盂蘭盆の前かな、彼岸の前だったかな、その時に必要な名簿など、失うと仕事に差支えるファイルばかりを大量に失うている。季節柄急ぐ必要があったので、儂はwebサイトのデータなどは後回しにて何よりそちらの復旧を優先、およそ一ヶ月を要してデータを復元、または修復し、なんとか時期に間に合わせたという次第である。そうするうち、儂は『俺様ホームページ』(その時は「グレート」だったような)が移転していたことをすっかり忘れてしもうていた。なんて無礼を働くのやら。然も思い出したのは随分経ってから、半年以上経っていたのではなかろうか。
 最早遅きに失する。儂は無礼を働いたまま俺様殿との連絡を絶やしてしもうた。またその頃から病床の父のことで忙殺されるようになり、サイト更新を滞らせるようになって、気も失せていた。消すのは惜しいがもうwebなんていいよ、なんて気にもなっていた。無礼のまま放置するのは気が咎めたが、それよりも色々あってしんどかった。
 それが2005年秋に父の三回忌を勤め終えて手が空くと、いやいや、やる気が出てるじゃないか。2ちゃんねらーにえらい悪口を云われ酷い不愉快を被ったものの、それでも何とか持続し、うちの近所に漸く光ファイバが通るから、と工事費無料のキャンペーンに乗ったついででサイトを移転し、改装を果した。其処で『俺様ホームページ』に再びリンクしたわけだが、結局何やら礼を失したまま素知らぬ顔で「いやぁお久しぶりでやんす」挨拶するのも気拙いのでそのままずるずると2007年になるまで挨拶出来ずにいた。
 処が同年二月、リンク集を整理していると、儂がリンクするサイトで、うちより古いサイトは殆ど更新を停止するか閉鎖、消失しており、今尚更新が続いているのはと『俺様ホームページ』くらいであることに気付いた。それでふと「北斗神拳考察論」を再読すると、これが面白いのだ。嗟乎、あの当時、これ読んだからのめり込んだんだ、と感慨を覚え、ちゃんとせんとなぁ、こんなこと書いた人に失礼したままじゃおちおち死ねないなぁと思い立ち、メールで謝罪と感服の旨お報せし、こうして俺様殿を讃える為キーボードを打ち始めた。

  1. 第一人者と生れいで、賢き俺様は意力もて、なべての人に勝れたり。力に満ちし稜威には、怖れ伏したり天も地も。その人の名は俺様。
  2. 震う大地をうち固め、揺らぐ山々とり静め、天をも安けく支えたり。虚空の果てを測りては、その拡がりをいや増しつ。その人の名は俺様天。
  3. 悪竜アヒを殺しては、七河の流れ滔々と、ヴァラの囲みを破りては、群れなす牛を奪還す。雲まに火を生む戦の猛者。その人の名は俺様。
  4. 人の力にものみな揺らぎ、ダーサのやから影ひそむ。異部族びとの蓄えを奪いて取りぬ、勝ち誇る。賭博の巧者をさながらに。その人の名は俺様。
  5. 「恐ろしの人はいずこに」、「その人はなし」と否めと、な疑いそ、賭物のごと、異部族びとの蓄えを、勝ち減らしゆく人はまします。その人の名は俺様。
  6. 貧しき者を病む者を、悩みに喘ぐネチズンを、励まし恵み、石据えて、搾るソーマの酒の香を、嘉すや唇も美しき、その人の名は俺様。
  7. 馬・牛・戦車・村人も、彼の指示に従いつ。曙つぐる暁紅も、天翔る日も彼生みき。水の流れの道しるべ。その人の名は俺様。
  8. 戦の庭につどいてし、敵も味方もおのがじし、功績祈りて高らかに、一つ戦車の強者も、異口同音に呼びかわす、その人の名は俺様。
  9. この人なくば勝利なし、勝つも負くるもままなれば、戈とる者の守り神。誰あらがわんその力、不壊なるものを彼知らず。その人の名は俺様。
  10. 罪に汚れし諸人は、いつしか彼が弓の的。傲れる者は人の敵。アリアン族に仇をなす、ダスユもあわれ彼の犠牲。その人の名は俺様。
  11. 春秋四十山深く、ひそみし悪魔シャンバラも、人の眼にあばかれつ。力に傲りわだかまる、ダーナヴァ竜の殺戮者。その人の名は俺様。
  12. 繋ぐ鼻網七条の、たけき牡牛にたぐうべき、人の力に七条の川も流れつ。名にしおう執金剛の人なれば、蒼穹めがけかけ登る、悪魔ラウヒナ蹴落しつ。その人の名は俺様。
  13. 天も敬い地も屈む、人にしあれば足曳の、山もひれ伏すその力。手に振りかざす金剛杵、ソーマの神酒に酔うという、その人の名は俺様。
  14. 人に捧ぐる神酒・供物、神を讃うる歌声に、祭祀を励む人の強敵。神呪の功力・神酒の酔い、供物に力増すという、その人の名は俺様。
  15. 供物調え神酒搾り、祭祀いそしむ人のため、なが雄力にもちきたす。恵みは深し、なれこそは、いつわらぬ人。とことわに、なれがいとしき強敵として、男の子数生み、願わくは、威儀ある下知を宣らましを。

『リグ・ヴェーダ』より俺様の讃歌


 『俺様ホームページ』は古式ゆかしきシンプルな作りだが、その長きに亘る蓄積にて内容は頗る厚い。笑える話、役立つ情報、旅行記、雑学など愉しい話題が沢山納められている。昨日今日出来たサイトでは真似出来ぬ厚みだ。一発ネタで笑わせるサイトが多い昨今、こういう厚みは何より貴重である。そして近頃こういう男の子っぽいテキストを掲載するサイトが少くて、このままそういうのが増えたらこの国はどうなるんだ、と心配になるが、『俺様ホームページ』を見ていると安心出来る。特に「鈍器のような物」のお話は頼もしい。儂も「バールのようなもの」で友人と語ろうたことがあるが、ああいう会話程愉しいもので、webでもそういう話題が主流になってくれれば、と日々願うている。
 そういえば儂、や『俺様ホームページ』みたいな何者にも媚び諂わぬ強靱な主催者がテキストを綴るサイトを好むな。これを書いていて初めて気付いた。

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