三十一篇全比較 08.堕ちた天使篇 045-051話(全07話)

 二百四十五話ある『北斗の拳』の中でアミバは僅か七話しか出てこない。にも関わらずアミバは『北斗の拳』の全登場人物の中でも特に擢んでて知られているとされる。
 勿論ケンシロウやラオウ様に比べれば知名度は落ちるだろう。女の子に聞けばよい。ケンシロウは結構な確率で知っているだろうし、ラオウ様も知っているかも知れない。だがアミバは流石に判らないことが多かろう。だが『北斗の拳』を読んだことがある者なら大概はアミバのことを憶えている筈だ。ハンやヒョウを忘れてもアミバのことは憶えていると思う。それだけインパクトがあるキャラクタなのだ。
 本篇はそんなアミバが敵役として大活躍する全七話だ。これだけしか出てこないのだから、アミバのインパクトは尋常ではない。

続き

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 アミバは最初の予定では本物のトキだったという説がある。真偽は定かでなく、噂の出所も定かでないが、可成り古くからある説で、そういわれてみるとそう読めてしまう為、多くの人がまことしやかに信じている。こうして七枚並べてみると、確かにアミバは物語の七分の六を真のトキとして振舞い、アミバとして振舞うているのは最期少しだけ、突然予定変更したように見える。

  • 序:狂気の実験
  • 破:ケンシロウ対トキ
  • 急:ケンシロウ圧倒

 敵です、戦います、勝ちます、と身も蓋もない粗筋を一目で追えてしまうこの三枚、このお話はこれ以上なくそういう話である。アミバのインパクトに比べ『北斗の拳』全体から見たこの篇の価値は斯くの如く軽く、省いたって『北斗の拳』は成立してしまう。トキの人物像は「カサンドラ篇」の冒頭で新ためて説明があり、トキの医師としての顔は他所でも度々描かれる為、「ジャギ篇」から「カサンドラ篇」に跳んでも問題はなかった。

  • 起:救世主が殺人鬼に
  • 承:ケンシロウ憤慨
  • 転:奇蹟の村を襲った悲劇
  • 結:奥義秘孔封じ

 此方もすっきりしている。トキを探していて、現状トキが殺人鬼になっていると知って愕然、狂気の実験の描写があって、あのトキが…と思うていると現状のトキの手下に会うてムラムラ憤慨、ハブの案内でトキの前に至り、奇蹟の村を襲った悲劇を知って腹を括り、トキを圧倒、人質を取られて危機に陥るも實は偽者でしたと真相を知ってアミバを殺す。非常に判り易い。

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