こんな何者だかわからない人の
感想なんてどうでもいいわ!

北斗の拳 蒼天の拳 DFS 北斗の庭園
才兵衛の感想
- Impression -

 当サイトの制作者愛忍者才兵衛が『北斗の拳』『蒼天の拳』関連商品に抱いた感想や思い出話を公開しています。勿論ネタバレあります。


週刊コミックバンチ 2008 No.50

『義風堂々 直江兼続』

 哲夫絵の模写が巧いなー。
 悪党退治に法令を持ち出して根拠を示すのは結構斬新なんじゃないか。どちらかというと日本の主人公って昔から無法者が多かったからなぁ。それで優等生っぽく見えないのは画風なのかデザインなのか。あと謙信公恰好良いね。仙桃院が厭に若く描かれている以外は好感触。

『蒼天の拳』

 女人像の腕が再生する怪奇現象が! 原御大が勢いで壊しちゃって、「おいおい、後でケンシロウにカイオウの居所をどうやって教えるのよ」とか堀江御大に云われて、それで治してるんだろうか。
 なんか今の状況って、無想転生の逆…というか無想転生を裏側から見てるみたいだ。物理的に砕けた筈の肉体が砕けない無想転生に対し、心理的には幾度も肉体が砕けてしっている蒼龍天羅、どちらでも好敵手がジリジリと間合いを詰めて…という展開は、恐らく意図的にやっている。
 でもなんか拳志郎ずるいよなー、蒼龍天羅が出るまでは劉宗武先生が圧倒的に優勢だったもんなー、蒼龍天羅が出た途端、両者互角になるんだから、劉宗武先生の得意技が封じられたとしか思えん。まぁ、蒼龍天羅じたい、北斗神拳の奥義で、拳志郎の得意技ってことになるから、仕方ないんだけどね、劉宗武先生には使えない超常現象奥義でそれまでの劣勢をチャラにしちゃうんだもんなー、北斗神拳には敵わねぇぜ。

『北斗の拳 レイ外伝 蒼黒の餓狼』

 今まで散々中途半端な処を見せてきたフリーダ様が突然強く描かれたって、おいらついていけないよ……抑も「ロフウに策略なんか要るの?」と思わせといて、また「フリーダじゃ勝てねぇだろう」と思わせて、それで「真打登場だね」とされても、そりゃ、フリーダ様にも一応生物兵器の伏線仕込んでるけどさ、今までが今までだからワクワクできないよ。
 あとザン様の甲冑姿は受け狙いなのか?

テレビアニメ『北斗の拳 ラオウ外伝 天の覇王』第六話

 「南斗流鴎拳リュウロウ、面白い」でちょっと笑った。

 サクヤが係わったことで多少違いはあるが、概ね原作通り。但し『北斗の拳 トキ外伝 銀の聖者』でリュウガがトキにケンシロウとユリアのことを報せていた件を、サクヤが演じていることを見逃してはならない(但し全く同じではない。トキがユリアの死を知らない為、生きていたことも教えられない)。
 今になって思えば、ラオウ様とリュウロウの対談で出て来るケンシロウって、『真救世主伝説 北斗の拳 ケンシロウ伝』の出来事を踏まえてるんだね、でないとこの話って通用しない。『真救世主伝説 北斗の拳 ケンシロウ伝』は内容決定までに色々あったみたいだけど、こうしてみると巧く回収したよね。

週刊コミックバンチ 2008 No.49

●『北斗の拳 トキ外伝 銀の聖者』
 今回も原作通りの展開だが、トキの内面描写が増えており、これが結構いい味付けになっていると思う。矢張り儂はトキのことが好きなのだろう。ながてトキは原作以上に優しくて甘い。優しくて甘いトキは佳い。
 ただ、これは原作でもそうなんだけど、この戦いには重大な問題があるんだ。夜なんだよね、この時。星明り以外は光源がないんだ。だから殆ど真っ暗であって然るべきなんですが、ラオウ様とトキ、そしてケンシロウはいいとして、バットとリンはどうやって二人の戦いを見ているのでしょう。バットとリンには餘り見えていない筈なんですよ。
 それでも、まぁ薄明かりの中だから、バットとリンにも見えていたのはいいとしましょう。だが今回、リンはトキの顔色を見ている。見える筈がないんだよ。譬え松明や携帯用のライトなんかがあったとしても、トキの顔色を見るだけの光度は得られないだろうから、顔色はやりすぎだ。多分、牙一族くらい光源を用意してくれてても、顔色は見えなかったと思うよ。

●『花の慶次 ―雲のかなたに―』
 このエピソードって、如何にも取って付けたようなんだけど、原御大の絵柄と構成力で、この取って付けたような感じを様式美にしている。特に『花の慶次』では集団が揃って行動することの格好良さと滑稽さが巧い具合に噛合って、取って付けたような感じが實に美味しい。これは『北斗の拳』の頃にはなかった魅力で、『蒼天の拳』の紅華会にも同じ魅力があった。近頃『蒼天の拳』にはこういう集団が出てこないから淋しいなぁ。

●『信長の野望』と前田慶次
 シブサワコウって昔、架空人物説とか人工知能説があったよね。今でこそこんな顔してるって知ってるけどさ、昔は謎の人物だったんだよ。

テレビアニメ『北斗の拳 ラオウ外伝 天の覇王』第五話

 ウサとアミバの件がなくなったのは残念だが、今回のレイナとサクヤはそんなに煩くなく、餘りストレスを感じずに済んだ。抑も『北斗の拳』は本伝でも外伝でもトキが出て来ると佳い感じになるので、ウイグル獄長の見せ場もあったことであるし、面白く見られた。
 最後の場面、サクヤの言動からして、まぁ、ありゃユリア・シュウ・リュウロウ派の南斗縁者なんだろうね、天文とか卜占やる辺りも南斗っぽいし。骨占いくらいはバットにも出来るけどな! トキとも以前より面識があったように見えたのだけど、だとすると、トキって實に色々知ってるよなぁ、北斗世界の殆どのことを知ってるんじゃないか。
 ただ、やっぱりサクヤは拳王様に抱いて欲しいんだよね、だからトキと戦われることを避けたかったんだよね、意外に純情。

トキ収監とリュウガ臣従

 トキ収監の時期については、『北斗の拳 ラオウ外伝 天の覇王』と『北斗の拳 トキ外伝 銀の聖者』で大きく違うていて、儂は『銀の聖者』の説を採る者であるが、『天の覇王』の場合、トキ収監の時期はリュウガの臣従時期が問題になっている。リュウガ臣従の経緯が本伝と違うている為、その説を採るか採らないかで、ある程度『天の覇王』と『銀の聖者』を摺り合せることが出来るのだ。
 ただ、そうしてしまうと、これに続く「鬼の覚醒」の解釈が大きく変ってしまう。本伝と『天の覇王』ではリュウガ臣従の経緯は違うているが、「非情であるラオウ様」に臣従を申出る、というリュウガの内面に於いてはどちらのエピソードも同じであり、とした場合、ラオウ様がトキを殺さずにカサンドラに収監するのは、ラオウ様の「有情」である。であるならば、トキ収監はリュウガ臣従以前でなければ理窟が通らない。
 もし『北斗の拳』が現実にあった出来事であるとして、それが史書としてまとめられたならば、その書物の主人公は間違いなくラオウ様であり、紀伝体で記されたならば、最初に「ラオウ本紀」若しくは「拳王本紀」が立てられる筈である。これがもし実在したとして、『北斗の拳』の作品群が史書に則って描かれた歴史漫画であったと考えると、トキ収監の時期と、リュウガ臣従の時期は、恐らく史書には明記されておらず、異伝として『天の覇王』説と『銀の聖者』説が併記されている。そうであるとすると、どのように記述されているか、儂にはある程度想像出来る。紀伝体の史書にはこういうことがよくあるのだ。そしてそういう歴史を漫画化する際、黒鉄ヒロシなら、全ての説を併記してしまうだろう。
 本来、我々は与えられた資料のみを使うて読み解くべきではあるが、トキ収監時期については、少しアクロバティックな解釈をしても許されると思う。『銀の聖者』でトキの前に現れたリュウガの立振舞いをソウガのものとしてしまえば、すんなり穏当に解釈出来てしまうのだ。勿論『銀の聖者』ではカサンドラ収監後にリュウガがトキの許を訪れユリアの生存を教える件があるが、あれは後日のことで、『銀の聖者』の通りリュウガであったことにすればよい。この辺りは些細な問題だろう。史書でも、それを行った人物が史料によって違う、ということはよくある。

週刊コミックバンチ 2008 No.48

●『北斗の拳 レイ外伝 蒼黒の餓狼』

 矢張りエバ様の偉さが判らないし、ユウ様の偉さも判らない。エピソードが弱いんだよ。どうも同人誌出身の作家って雰囲気だけで話作ろうとするよなー、うちらそういうの諒解してないからさっぱり判らんのですが、どうにかうちらにも判り易いよう優しく解説的に描いてくれませんかね。

●『蒼天の拳』

 今回やっとヤサカが太炎の先を読んだ。でも無理だよ、君じゃ拳さんにも宗武様にも勝てないよ、譬え満身創痍になっていたとしてもね!
 然し今回は短いなぁ。

●『花の慶次 ―雲のかなたに―』
 「利いたふうな口をきくなー!」は万世不滅の名言だね。あとほんと原御大は殺したくなる糞餓鬼の顔が巧いなぁ。そういえば『北斗の拳』にはひとりも出てこないんだよね、図に乗った厭な糞餓鬼キャラ、『花の慶次』が最初なんですよ。ほんと、巧いなぁ。

テレビアニメ『北斗の拳 ラオウ外伝 天の覇王』第四話

 なんでか知らんが寝付けないのでこんな深夜に書いちゃうぜ。

 ウイグル獄長就任→カサンドラ縁起…とエピソードの入替えはあるが、内容はおよそ原作通り。サクヤが居ることが違いといえば違いだが、今回は空気みたいなもの。但しテレビアニメ版は「サクヤから見た拳王記」という描き方になっていて、その分レイナの影が薄くなっている。また、兄妹揃ってサクヤと反目するものだから、兄妹揃って器が小さく見えてしもうている。
 というかね、儂、どうもサクヤが好きになれないや。レイナはいいんだよ、あの娘はホラ、知らんオッサンに尻でも撫でられたら、問答無用でオッサンの手首切り落しそうじゃない? そういうキャラクタ造形が面白いでしょう、あの娘(マミヤもヨーヨーで額を割りそうだね)。でもサクヤったら、きっと尻撫でられても人物評始めちゃうぜ? 前回の兵法を論じる件といい、辛気くさい女だという印象しかないんだ。尻撫でたオッサンもきっと「ヤなケツ触っちまったなぁ…」と思うことだろう。どうもそういうトコ好きになれないなぁ。ポジションとしては『蒼天の拳』で「裏か表か〜っ」て喚いてた汚いオッサンと一緒だしね、サクヤ。

 それはそれとして、矢張りウイグル獄長は恰好良いなぁ。ウイグル獄長もっと活躍しないかなー、アニメオリジナルでばんばん挑戦者を打ち砕くエピソードが入らないかなー、というより「ウイグル獄長外伝」の連載が始まらないかなー、意外にフィロソフィーな内容になったりすると笑えるんだけどなー。

週刊コミックバンチ 2008 No.47

●『北斗の拳 トキ外伝 銀の聖者』
 今回は原作をほぼその通りになぞっているのでコメントに困るが、先のアミバの時と違い、みっちり飛ばさず描いている辺りは偉いと思う。好きでないとこの仕事は辛いよね。ただ一つ「ラオウ様は嬉しくって遊んでたけどトキは殺る気満々だよーん」という説明がついていたことに注意。

●『花の慶次 ―雲のかなたに―』
 コラムに化粧が崩れ頬紅を塗りたくった不細工女のエピソードが紹介されているが、儂はこれって『伊勢物語』の十四段のパロディじゃないかなぁ、と思うていて、長いこと気になっている。
 『伊勢物語』の十四段は「桑子にぞ」というお話。在原業平が奥羽を訪れた折(東下り)、田舎女に惚れられて田舎臭い歌を詠まれて求愛されたのだけども、業平ったら優しいから、まぁいいか、と一晩付合った、そしたら女がすっかりその気になっているし、業平は「俺、都に帰るし、田舎臭いお前に愛着なんてないし」と歌を詠んだのだけど、女は「あの人わたしのこと愛しいって云ってくれたのよ」と勘違いしていた、という内容。
 前田慶次郎は『伊勢物語』を愛読していたというし、道中記は米沢に「東下り」する道中に記されたもの、『伊勢物語』といえば「東下り」で在原業平は日本最高の色男、前田慶次郎も意識していたと思う。だから、前田慶次郎はきっと確かに不細工な女を見て「コイツを攫うか」と思うた事件はあったのだろうけど、「桑子にぞ」を意識して「田舎」を強調しパロディにしたんじゃねーかなーと思うのさ。

テレビアニメ『北斗の拳 ラオウ外伝 天の覇王』第三話

●なんか我王が随分変ってた。

●我王と龍帝アモスのキャラが被ってないか? 心配。

●あんな兵法の素養がある女って明らかに怪しくないか?

●目を光らせてサクヤの服を剥ぐ妄想拳王様が面白かった。

●「失望させないで下さい」は佳い台詞だったね。

●レイナの矢がどうして我王の急所にあたったのか理解出来なかった。

●人間砲弾は笑うなと云う方が無理だと思った。

●「南斗"しゅうが"拳」と聞えたけど、字は「南斗隼牙拳」だったよね、多分。字が読みにくいよ。

●南斗の三下と拳王様がやり合ったって盛上がらないよ!

●矢張り拳王様のお体が大きすぎてソウガにしてもレイナにしてもサクヤにしても映えないなぁ。特にレイナとサクヤはラオウ様から遠くに離して描いた方が恰好良いと思うのだけど。

この第三話は拙かったんじゃないの?

 原作のラオウ様は結構多弁な御方なのだけど、本作のラオウ様は寡黙でいらっしゃるから、何だかロボットっぽくなっていて、ギャグ要素になってしもうている。人間砲弾が笑けてしまったのは失策だったのでは。だって大真面目に飛んでくんだもん。
 思うに、本作のラオウ様が寡黙なのは、本作が元々レイナ視点のお話で、レイナが「ラオウは何を考えているの?」と悩む話だから、ラオウ様が寡黙でないとお話にならない為、故に『真救世主伝説北斗の拳 ラオウ伝 殉愛の章』のラオウ様も、『真救世主伝説北斗の拳 ラオウ伝 激闘の章』のラオウ様も、およそ寡黙であらせられた。このラオウ様のお考えを解ろうとくよくよ悩む為にレイナは造られたキャラクタなのだ。
 どっこい、この第三話のレイナは、ただ小煩いだけなんだ。テレビアニメ版『DRAGON BALL』のブルマとチチみたいに、ただ煩いだけのキャラクタに成果てている。第三話にいたってレイナにはまだ心理描写がないもんだから、あの声が非常に煩わしい。ただ煩いだけの小娘に過ぎない。今回に至ってはハバキ様に手も足もでないで、戦力にすらなってないし。

 儂が思うに、今回は、ラオウ様、人間砲弾なんかせずに、城壁を殴って破壊しちゃえばよかったんだよ。ラオウ様なら御出来になるよ、間違いなく。それでレイナに「作戦いらないじゃん」と思わせちゃえば良かったんだ。そしたらレイナったら、きっとクヨクヨ悩んでくれるぜ。
「そんなこと出来るラオウは果たして私たちのことを本当に必要としているの?」
 そしたらサクヤがしたり顔で云うんだよ。
「そんなことをされるなんて、読めませんでした」
(意訳:作戦いらないじゃん)
 そしたら、ラオウ様に必要とされたいレイナと、ラオウ様についていきたいサクヤ、という対比が出来て、面白くなると思うのさ。レイナはラオウ様に必要とされたくてダガールにトッ捕まったりしてくれるから、その辺りの心理が掘下げられると思うのさ。

週刊コミックバンチ 2008 No.46

●『北斗の拳 レイ外伝 蒼黒の餓狼』
 なんだろう、別にユダが活躍しているわけではないのに、ユダが出ている回はちゃんと面白い。然しこの人は髭が下手だな、リュウロウの髭が変だ。でもリュウロウの献策が恰好良いよ。でもサウザー、ユダ様の前で「南斗随一の智将」とか云っちゃ駄目だよ、ユダ様が拗ねちゃうよ。
 然し後半はダレるね、矢張り我らにエバ様の偉さが伝わっていないからだ。台詞の上で「太陽」とか讃えられても空虚なものに聞える。先週オッパイ尽くしをやってたけど、あれに割くページがあるならエバ様のエピソードをちゃんとしといた方がいいと思うんだ。

●『北斗の拳 トキ外伝 銀の聖者』
 およそ原作通りに内容ながら、台詞が増量、恐怖談義、救済談義になっている。来週いよいよ闘勁呼法だから、十一月中にはラオウ様が泣いちゃうなぁ。

●『花の慶次 ―雲のかなたに―』四週連続掲載
 そうそう、この頃の直江兼続ってまだ強そうだったよね、佐渡で愛の前立て割られるまでは強そうだったんだよ。

テレビアニメ『北斗の拳 ラオウ外伝 天の覇王』第二話

 今回もほぼ原作通り。然し「らこく」はどんな字を宛てるのだろう。羅……じゃねぇよなぁ。
 「目には目を…」の使い方を間違えているのが気になった。原作にあったっけ。「目には目を、歯には歯を」はハンムラビ法典の有名な律法だけど、これは「目を潰されたら目を潰す以上の仕返しをしちゃいけない、歯を砕かれたら歯を砕く以上の仕返しをしちゃいけない」って意味なんだぜ。
 なんかレイナの声が好きになれないなぁ。アニメアニメしてて煩わしい。耳障りだ。みんな、ああいうのがいいの?

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